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「いろんな価値観があるのに、日本にずっといるのはもったいない」日本と世界をつなぐ架け橋へ

「いろんな価値観があるのに、日本にずっといるのはもったいない」日本と世界をつなぐ架け橋へ

神保 航大

神保 航大

新潟大学創生学部 / サッカーチーム主宰

2025年2月24日

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#海外事業#新規事業#日本と世界の架け橋#地域課題への挑戦#留学経験#行動力

新潟大学創生学部の神保航大さんは、現在、日本酒の海外展開に挑むスタートアップでの長期インターンや、自身で立ち上げた40名規模のサッカーチームの運営など、多岐にわたる活動に精力的に取り組んでいます。彼を突き動かしているのは、世界と日本、そして地域をつなぎたいという強い思いです。一体どのような経験が、彼の価値観や行動力を形作ってきたのでしょうか。

新潟県新潟市出身。新潟大学創生学部。大学2年時に初心者も歓迎するインカレ風サッカーチームを立ち上げ、約40名のメンバーとともに活動中。大学3年時からは新潟の日本酒スタートアップ企業で長期インターンに参画し、アジアやオーストラリアに向けた海外販路開拓を担当。

真面目な少年がハワイで感じた世界の広さ

新潟県新潟市で生まれ育ち、2人兄弟の長男として育ちました。小さな頃は、宿題や計算ドリルの締め切りをしっかり守るような、周りからも「真面目だね」と言われる性格の子供でした。

5歳の頃に家族で行ったハワイ旅行で初めての海外を経験しました。両親が海外旅行好きだったこともあり連れて行ってもらったのですが、当時は「海外だから特別」というよりも、純粋に「旅行って楽しいな」という感覚でした。ただ、この幼い頃の経験があったから、海外に対して「怖い」というイメージを持つことなく、フラットな視点で世界を見られるようになったのだと思います。

小学3年生の頃、友人に誘われてサッカーを始めました。中学校に入学した時、実は以前から少し興味のあったソフトテニス部とサッカー部の両方に体験入部へ行きました。その時、サッカー部の雰囲気が自分には合わないと感じ、逆に雰囲気が良かったテニス部を選ぶことにしました。

高校では、中学校から同じ学校に進んだサッカー部の友人たちに誘われ、再びサッカー部に入部しました。中学校の3年間はテニスをしていたため、周りと比べて実力的に足りない部分が多くありました。そのビハインドから差を埋めるために努力することが純粋に面白く、高校生活で一番熱中した時間になりました。

学業の面では、高校に入ってから数学が苦手な一方で「英語を勉強するのは楽しい」と感じていることに気づきました。これがきっかけとなり、海外に対する興味がより明確なものへと変わっていきました。

大学進学を考える時期になっても、明確に「この分野を勉強したい」というものが定まっていませんでした。そこで、1年間様々な分野を学んでから2年生で専攻を選べる新潟大学の創生学部に魅力を感じました。また、将来的に留学をしたいという目標があったため、実家から通うことで留学費用を貯めやすいという現実的な理由も、新潟大学を選んだ大きな決め手でした。

フィリピン留学での衝撃

大学に入ってからも海外への興味は薄れませんでした。「交換留学」での長期留学は選考で落ちてしまいましたが、大学2年生の夏休みに、フィリピン・セブ島へ1ヶ月間の語学留学に行きました。

留学中は、朝8時から夕方5時までガッツリ授業を受け、2人部屋のルームメイトだった韓国人の方とは常に英語でやり取りをしていました。食事は自分には全く合わず、ひどく痩せてしまうという苦労もありました。それでも、英語を使って多様な国の人たちとコミュニケーションを取れることが心から嬉しく、楽しいと感じました。

同じ語学学校にいた日本人の中にも、これからオーストラリアへワーキングホリデーに行く人や、社会人を辞めて学びに来ている人など、多様なバックグラウンドを持つ人がいました。

新潟にずっと住んでいただけでは絶対に出会えなかった価値観に触れ、「人生には本当にいろいろな選択肢があるんだな」と衝撃を受けました。全く知らない価値観に出会える面白さを知り、「自分は海外が合っている、海外で生活してみたい」と確信するようになりました。それ以降も、アルバイトでお金を貯めては、シンガポール、台湾、フランス、ドイツなど、海外に足を運ぶようになりました。

自分たちで作る楽しさ

サッカーも引き続きやっていて、大学2年生の頃には、友人と一緒にサッカーチームを立ち上げました。大学のサッカー部は練習がきつすぎるし、かといって既存のサークルであまり入りたいと思う雰囲気のサークルがなくて。それなら、初心者も含めてみんなで運動不足を解消しつつ、純粋にサッカーを楽しめる場所を自分たちで作ろうと考えたのです。

SNSは全く使わず、同じ学部や新潟に残っている高校の同級生など、つながりの中で声をかけ続けました。最初は人数を集めるのに苦労しましたが、色々な大学にいる友人たちの協力もあり、インカレのような形で、LINEグループに約40名が所属するチームに成長し、週に1回活用しています。

いいものなら売れるという甘い考えからの脱却

大学3年生になってからは、日本酒のスタートアップ企業で長期インターンを始めました。創生学部には行動力のある学生が多く、自信も就職活動の前にしっかりとビジネスや社会人の経験を積んでおきたいと考えたのがきっかけです。海外と関われる環境を探していたところ、ちょうどこれから海外展開を進めるという同社のビジョンと自分の思いが合致しました。

主な業務は、アジアやオーストラリアに向けた海外販路の開拓です。海外市場は全くの手つかずでしたので、日本酒関係者へヒアリングを行い、どこが市場としてベストかを自ら考えながら、海外輸出のパートナー探しやイベントの企画などを基本一人で担当しています。SNSで日本酒を広めている方にDMを送り、そこから酒類を扱う友人を紹介していただくなど、地道な開拓を行いました。

インターンを始めた当初は、「いい商品なら、そのまま海外でも売れるだろう」と安易に考えていました。しかし現実は甘くなく、日本酒自体の認知度が低いこともあり、メールを送っても全く返ってこなかったり、断られたりすることの連続でした。どうすれば海外の人に魅力的に映るのか、伝え方や視点を常に修正していくことの重要性に気がつきました。

試行錯誤の末、昨年はオーストラリアの現地パートナーと協力し、シェフやオーナーを招いた少人数のテイスティングイベントを実施することができました。私は現地には行けませんでしたが、ブランドのストーリーを伝え、当日の資料を作成してパートナーに託しました。

大きな裁量権をもらい、自らの手で海外との繋がりを作っていくこの仕事は、困難も多いですが、本当に面白く素晴らしい経験になっています。正直、最初は日本酒にそこまで興味がなかったのですが、今ではすっかり魅了されています。

日本の魅力を世界へそして地域課題の解決へ

卒業後は、日本と海外の架け橋になるような仕事をしたいと考えています。

様々な国へ足を運び、海外の方とも仕事をする中で、改めて日本という国のすごさや魅力に気づかされました。例えば「食」です。海外では日本食というと寿司やラーメンのイメージが強いですが、それ以外にも美味しいものがたくさんあるのに、ほとんど知られていないのが本当にもったいないと感じています。

また「観光」においても、東京や京都だけでなく、新潟のような地方には、豊かな自然、夏の海、冬のウィンタースポーツなど、都会では味わえない素晴らしい体験があふれています。そもそも日本は縦に長いため、沖縄のような南国もあれば雪国もあり、さらに春夏秋冬があるというのは世界的に見ても非常に珍しいことです。

こうした日本の文化や商品の隠れた魅力を海外とつなげ、逆に世界の良いものを日本へつなぐような、仕事をしたいと思っています。

今後の進路については、業界を絞らず、「海外と関われるか」を軸に幅広く就職活動を行っています。海外駐在ができればベストですが、日本に住みながら世界と関わる働き方でも良いと考えています。構いませんし、海外の大学院へ進学し、そのまま海外で働くという選択肢も視野に入れています。

世界には数え切れないほどの国と、多種多様な価値観があります。それなのに、日本の中だけに留まり続けるのは、本当にもったいないことです。これからも私は、周りの人たちに海外の面白さを伝えながら、グローバルな視点を持った人を増やし、自分自身も挑戦を続けていきたいです

Profile

神保 航大

Kodai Jinbo

神保 航大

新潟大学創生学部 / サッカーチーム主宰

新潟県新潟市出身。新潟大学創生学部。大学2年時に初心者も歓迎するインカレ風サッカーチームを立ち上げ、約40名のメンバーとともに活動中。大学3年時からは新潟の日本酒スタートアップ企業で長期インターンに参画し、アジアやオーストラリアに向けた海外販路開拓を担当。

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