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頑張る仲間と一緒に汗をかく。飛び込んで見つけた自分らしいあり方。

頑張る仲間と一緒に汗をかく。飛び込んで見つけた自分らしいあり方。

竹内 亜美

竹内 亜美

新潟大学経済科学部3年 / こめくしょん メンバー

2025年2月10日

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#0から1の創出#サポート役#責任感#相手に寄り添う伴走型#チームでの協力#地域活性化#新潟

「やりたいことが見つからない」「自分には自信がない」。そんな等身大の悩みを抱えながらも、ある一つの直感を信じて一歩を踏み出した大学生がいます。竹内亜美さん、新潟大学3年生。彼女は現在、学生団体で地域活性化プロジェクトに取り組んでいますが、そこに至る道は決して平坦ではありませんでした。リーダーという重圧、内向的な自分との葛藤。しかし、彼女はその苦悩の中でこそ、「主役を支える」という自らの真の才能を開花させました。なぜ彼女は恐怖を乗り越え、自分らしい輝き方を見つけることができたのか。その等身大のストーリーに迫ります。

新潟大学経済科学部3年生。新潟県新潟市出身。「次世代ベース」内のプロジェクト「こめくしょん(Comnection)」に所属し、おにぎりやお米を通じて新潟の魅力を発信する活動に従事。商品開発から販売、子ども食堂でのイベント運営などに携わる。現在はプロジェクトの第一線を後輩に引き継ぎつつ、自身の経験を活かしてサポート役として活動を見守っている。リーダーシップよりも、人の動きを観察し支える「縁の下の力持ち」としての役割に情熱を注いでいる。

直感で動いた幼少期、空気を読むことを覚えた思春期

私は新潟県新潟市で生まれ育ちました。幼い頃の私は、母いわく「本当に手のかからない子」。流行りのおもちゃやアニメには目もくれず、ただひたすらに自分の世界を持っていました。そんな私が小学2年生の時、突然「バスケがしたい」と思い立ち、一人でクラブチームに通い始めたのです。誰に言われたわけでもなく、ただ直感に従って行動する。それが本来の私でした。

しかし、成長するにつれて、少しずつその無邪気さは影を潜めていきました。中学校でバスケ部のキャプテンや副部長を任されるようになると、チームをまとめる責任感と同時に、「空気を読む」ことの難しさを知りました。正義感が強く、いじめられている子がいれば無意識に守ろうとする性格でしたが、周囲との調和を保つために「言いたいことを飲み込む」ことを覚えてしまったのです。自分の感情を抑え、大人の顔色を伺う。それは自分を守る術でありながら、私らしさを閉じ込める鎖のようでもありました。

高校に入り、私はプレイヤーではなく陸上部のマネージャーという道を選びました。ここでも理由は「直感」でした。厳しい顧問の先生のもと、選手の体調や次の展開を先読みして動く日々。地味な作業の連続でしたが、誰かのために奔走し、感謝されることに、私はかつてない充実感を覚えていました。

孤独な大学生活と、自分を変えるための「一週間」

大学入学と同時に一人暮らしを始めましたが、待っていたのはコロナ禍による自粛生活でした。授業はリモートばかりで、人と会う機会は激減。もともと感情の波が激しいところがあった私は、一人の時間が増えるにつれ、どんどん内向的になっていきました。

「なんで自分はこんなに自信がないんだろう」「何もできない自分が嫌だ」。部屋で一人、答えのない問いを繰り返し、ネガティブな思考のループに陥る日々。高校時代の充実感が嘘のように、ただ時間を浪費しているような焦りがありました。「このままダラダラしていては、本当にダメになってしまう」。そんな危機感が、私の中にくすぶっていました。

転機が訪れたのは、2年生の10月です。友人の斉藤くんから「おにぎりで新潟を広めるプロジェクトをやらないか」と誘われたのです。正直、怖かったです。新しい環境に飛び込むこと、知らない人たちと関わること。一週間、悩み続けました。でも最後に私の背中を押したのは、やはり「直感」でした。「ここで変わらなきゃ、一生このままだ」。そう思い、震える足で一歩を踏み出すことを決めました。

プレッシャーで見えた「私の適性」

参加したプロジェクト「こめくしょん」で、私は最初にキッチンカー販売のリーダーを任されました。

しかし、これが私にとって大きな試練となりました。「自分が動かないと止まってしまう」「決定しなきゃいけない」。その重圧は、責任感の強い私を苦しめました。体調を崩した時ですら、「私がいないと回らない」という罪悪感に押しつぶされそうになりました。

「私には、リーダーは向いていないのかもしれない」。そう気づいた時、私は役割を変える決断をしました。リーダーを降り、広報として全体をサポートする側に回ったのです。すると、視界が一気に開けました。一歩引いた場所からメンバーを観察し、「あの子にはこう声をかけよう」「ここはこう改善できる」とアドバイスを送る。自分が前に出るのではなく、みんなが動きやすいように環境を整える。それがどれほど楽しく、自分に合っているかを知ったのです。

かつてアルバイト先で感じていた「お金のために割り切る関係」とは全く違う世界がそこにありました。地域のスーパーでおにぎりを販売した時、おじいちゃんやおばあちゃんが「頑張ってるね」と声をかけてくれる。子ども食堂で一緒に作ったおにぎりを食べて、子どもたちが笑顔になる。その瞬間、心からの「ありがとう」が飛び交う空間に身を置くことで、私の心は満たされていきました。

「夢がない」ことは、弱点じゃない

プロジェクトを通じて私が得た一番の財産は、「踏み出してみれば、意外と楽しい」という実感と、「一人で悩まなくていい」という安心感です。かつて部屋で一人落ち込んでいた私は、もうそこにはいません。

今、私には明確な「将来の夢」はありません。周りが就職活動で立派な目標を語る中、焦る気持ちがないと言えば嘘になります。でも、私はもうそれを「弱点」だとは思いません。やりたいことが決まっていないからこそ、直感を信じて、その時々で「いいな」と思う人や場所に飛び込んでいけるからです。

私が求めているのは、派手な成功ではありません。誰かが嫌がるような地道な作業を担い、困っている人にそっと手を差し伸べる。そんな「縁の下の力持ち」として、信頼できる仲間と一緒に、誰かの笑顔をつくっていく。それが私にとっての最高の幸せであり、輝き方なのだと確信しています。これからも私は、私の直感を信じて、私らしい「サポートのプロ」としての道を歩んでいきたいと思います。

Profile

竹内 亜美

Ami Takeuchi

竹内 亜美

新潟大学経済科学部3年 / こめくしょん メンバー

新潟県新潟市出身・在住。学生プロジェクト「こめくしょん(Comnection)」で、おにぎりの商品開発やキッチンカーでの販売、子ども食堂でのイベント運営に携わる。「やりたいことがない」悩みを抱えながらも、直感と信頼で飛び込んだ先で「サポート役」としての自分らしさを見つけた。

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